まずは「用途」を決める
2025年のスマホは、どれを選んでも日常用途なら“だいたい快適”になりました。だからこそ、性能のピークを追うより「自分が何をしたいか」から逆算すると失敗しません。たとえば、SNSと動画が中心なら重要なのは画面の見やすさ(明るさ・リフレッシュレート)とバッテリー持ちです。写真や旅行が多いならカメラの画質だけでなく、ズームの使いやすさや手ブレ補正、暗所性能、撮った後の編集のしやすさが効いてきます。
ゲームを本気でやる人は、SoC(処理性能)だけでなく放熱設計やフレームレート安定性、タッチ遅延、充電しながらの発熱まで含めて見たいところです。仕事で使うなら、通知のさばきやすさ、OSアップデートの期間、紛失時のセキュリティ、クラウド連携が重要になります。
スペック表は同じ数字でも体感が違うことがあるので、判断軸を「動画視聴が長い」「荷物を減らしたい」「電話が多い」「子どもの写真を逃したくない」など行動レベルまで落とすのがコツです。最後に、予算を“本体代”ではなく“総コスト(分割・下取り・ケースや保護フィルム・充電器)”で考えると、候補がスッキリ整理できます。